築112年 160坪大型古民家 2世帯住居に再生(写真追加)

建設地の南信州・大島山地域は広大な田園風景が広がり、今や貴重な「農村原風景」
残っている地域です。
地域の名跡「瑠璃寺」を中心とした皆さんの「郷土愛」は強く、A邸の様な
「養蚕民家」が数棟住み継がれています。



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築112年 160坪の大型「養蚕民家」です。

23年程前に再生済みで、今回若き世代の皆さんと同居すべき、
2世帯住居に改修
いたします。



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10畳4間・6畳2間が格子モデュールに並んだ、大きな民家です。

旧家らしい巧の手による民芸的な彫刻ランマが、随所に散りばめられて
います。


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前回工事の時に取り付けた効果的なトップライト等、再利用いたします。



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現況玄関部には、新たな若世代のための階段がセットされます。


古民家とは本来、百数十年の間、一つの住まいを「おへや」「しもで」「なかのま」「おざしき」等と呼び
三世代住居で住み継がれてきました。



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耐震壁を兼ねた間仕切り壁も設けられ、再生工事が始まりました。

2021年版「達人塾」で学んだ多様な新工法で、
取り組んでいます。



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タタミ敷をフローリングに改修し、20余畳の広々としたL・Dが生まれました。




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2階の居間からタタミコーナーを視る。窓越しに民家建築時からの松木が見えます。




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2階の洗面廻りです。既製品のカウンターを木工事で仕上げ、ローコスト化に配慮。



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1階の廊下廻りです。右手は神棚、やはり旧家の格式を感じます。


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3世代住居なので玄関を共有し階段で若世代へと繋っています。