• リノベーション・2題
    今回はリノベーション二題を紹介させて頂きます。一作目は昭和50年末代に建築された、大型和風住宅のリノベーションです。和室10畳の造作がお施主さんが大変気に入り、今の御生活を取り入れながらの大改修となりました。改修後外装はあまり繊細にならない程度の面格子で、現代の和デザインを組み込んでいます。玄関木製引戸は再使用です。改修後和室を取り払い、洋室ワンルーム21.5畳への改修です。キッチンセットは、キッチン・ハ...
  • ヒノキ丸太材の座った「歯科医院」
    歯科医院の診療コーナーと、子供たちとの相談コーナー増築の報告です。相談コーナーにはヒノキ丸太材を配置、壁もヒノキ材で仕上げ、時節柄、芳香性・抗菌性の強い木質空間で仕上げました。ヒノキ丸太材は根羽村の山林から調達、600φ位の立派な丸太材です。レッカーにて丸太材の据え付け風景です。通りがかりの皆さん、好奇の目でじろじろ・・・丸太材が座り、造作工事前の状態です。仮設の間仕切り壁に子供たちと、お絵描きをしています。つい...
  • 巨大な松丸太梁の「和紙体験館」
    町場の工務店の車庫に保存された巨大な松丸太梁・・・末口は70㎝以上あり、伐採時に150年位経過したものでしょうか!?この巨大な松梁は、下条村・龍獄寺の庫裡の梁に使われていたもので、再建時期は享和4年(1919年)で、建物だけで100余年経過し250年は使い込まれた松丸太梁という事になります。今回「和紙体験館」を建設するに際し、「この松丸太梁をホールに再現出来ないか?」という強い思いが実現、くみ上げた松丸太梁を吹き抜...
  • 「信州産材の建物・6題」
    今回は「信州産材の建物」近作を紹介します。一作目は飯田市隣町の高原部に計画された純木造2階建・2世帯住居です。計画地は大変広大であり赤ナシ果樹園が長期に渡り手つかずのまま残されていました。南アルプスを目前に控え、大変ロケーションの良い建設地です。標高の高い敷地を吹き抜ける爽風を、デザインソースとして取り入れています。居間空間は登梁の上昇空間で、松梁アラワシの子供部屋と障子戸を介し一体化しています。2階平瓦葺屋根は1/1...
  • 猛暑を感じない南信州の住まい
    温暖化の影響か、今年の猛暑はなかなか手強かったですね。完全空調のビル内で御生活の皆様、今回は南信州の猛暑対策例を御紹介・・・これは私共の事業所の外観緑化が進み、すっかり植栽に包まれてしまいました。もう緑化に対する「気合」は大変なものがあり、土壌改良(炭まで投入)を入念に行い寒気対策、水やりを「これでもか」という位行ったのであります。おかげ様で想像以上に成長し、現在はこんな感じ市街地にみられるポット等を使...